八いつ賞2004 | |||
2004年度卒業設計提出作品 | |||
浅見泰則 水の駅 | 鮎澤泰徳 碓氷第三橋梁博物館 | 臼井直之 石のストック文化のストック | |
大橋祐介 Podium for Learning | 古林延章 姫路城再生計画 | 佐藤琢磨 Ogaki Relation Road | |
佐藤仁 city style 都市から学ぶこと | 白上幹洋 ロジコミュニケーション | 神保朋之 八事本町団地改修計画 | |
千葉裕紀 places | 朴光賢 CROSS/OVERS | 皆川貴弘 JAPAN BANBOO CENTER | |
山口直希 a City Hall for the Citizens | |||
2004年度審査経過 | |||
・今年は例年になく、多くの学生が卒業設計にチャレンジしました。といっても13人です。但し、現在は選択科目になっています。 | |||
・本来、発表会に参加して、決めるのですが、今回は急に審査員をお願いした関係で、発表会当日に1名、展示期間中に2名の方に見ていただき、後日、審査会を開催いたしました。 | |||
・審査の進め方は、まず各自に推薦案を3案ずつ出し合う。続いて、全員で、各案について話し合い、気がついていないところを補い合って検討。続いて、各自5点持ちで投票。上位2案について再度検討後、最終投票。 | |||
・一目見て、全員を納得させるような優秀案はなく、審査員からは該当者なしという意見も出ました。しかし、同窓会としては、奨励賞としてでも誰か一名を決めてほしいとお願いし、最後に残った2案(朴光賢さんの「CROSSOVERS」と浅見泰則さんの「水の駅」)の中から、浅見さんに決めました。 | |||
審査員評 | |||
「水の駅」の作品は東京の荒川に現存する閘門を取り込んでスポーツ施設等を中心とした施設を創る試みである。機能だけが最優先され人間性やデザイン性の入り込む余地のない無機的な環境で、周辺は巨大な工場や倉庫、サイロなどが建ち並ぶ中に、閘門を取り囲むようにして人間的な空間を取り戻そうという計画である。着眼点はわかりやすくて良い。また建築的には、壁で囲まれた内部空間と外部に開かれた空間がバランスよく配され、居心地はよさそうである。さらに言えば川(水)と人間の交わり、緑と人間の接点など人間性に関わる要素を今以上に豊かな空間イメージで表現することでさらに魅惑的な作品になるのではないか。また親水性や緑などで空間の豊かさを狙うのであれば周辺地域まで踏み込むべきであろう。隣接した大建造物に挟まれて建つ姿は窮屈そうである。本年度の13作品は各人の思い、個性が伝わりそれぞれ興味深いと思います。しかし、それぞれの一連のプレゼンを見たときに全体のバランスが取れてないと感じるものも多くあります、残念ですが。そんな中で「水門、正式名?」は出来のバランスが良いということで選出いたしました。(才本清継) | |||
時代を反映してか新規開発型の提案は影を潜め、都市あるいは既存施設のリニューアル提案が多数を占めた。「水の駅」は河川運河の水位調整のための施設(閘門)と水上バスの駅を結びつけて新たな交流の場を創り出す、と言う提案である。自然から遠ざかってしまった都市の生活者から見落とされがちなライフライン(閘門)に光を当て、利用者に「水」(自然)を意識させようとしている点に好感が持てた。(尾崎公俊) |
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扇橋閘門に着眼したことに新鮮さを感じ、流れに停留する必然を生み出す「閘門」に「駅」となりうる潜在性を見出したことを評価し 八いつ賞に推薦しました。 |
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歴代受賞者(敬称略) | |||
2003年度 | 谷田侑美子 | ||
2002年度 | 安藤由里子 | ||
2001年度 | 平野章博 | ||
2000年度 | 置塩淳夫 | ||
1999年度 | 並松史郎 | ||
1998年度 | 若見招子 | ||
1997年度 | 該当者なし | ||
1996年度 | 原 優子 | ||
1995年度 | 大西高広 | ||
1994年度 | 大崎太郎 |